こんにちは、ふさにです。
今回は、「自分は絵が下手だ」とか「絵心がない」と思っていらっしゃる方に、もしかしたら役立つかもしれない記事を書きました。
想像と実物のちがい
私は昔から絵がうまくなりたいな〜と思っていて、時々絵を描いています。
それで、今日も適当な絵を描いたのですが、なんだかうまく描けなかったので実物を見てマジメに描き直してみたんですよ。
そしたら、結構違ったんですね。まずはそれを載せたいと思います。
ちなみに絵の題材は「私の足のつちふまずのとこめっちゃ掴みやすいんだけどみんなのはどう?」です。(この疑問については別途ツイッターで聞いてみようと思います)
想像で描いた絵
こんな絵でも言わんとしていることは伝わるかとは思うんですけど、絵全体がなんだかのっぺりしています。
あと指の関節どうなってるの?見ていてちょっと不安になってきました。
手とか足ってまぁ普段から絵を描いている人でも難しいとは思うのですが、納得いかなかったので実物を見て描いたのが次の絵です。
実物を見て描いた絵
輪郭は黒で描きましたが、陰影は色の濃淡で表現してみました。
つちふまずのところを掴んでいる感じもちゃんと出ましたね。
足の細かい凹凸や手の筋、全体のバランスなどよく観察して描きましたが、そのとき思ったこと。
「これ、何も見ずにはとても描けないわ!!」
人間のイメージはとってもあいまい
「自分は絵が下手」とか「絵心がない」と思っていらっしゃる方に質問です。
絵を描くとき、自分の中のあいまいなイメージで絵を描いていませんか?
例えば上の絵で描いた「手」で言えば、日常生活の上では指の形、手のバランスや立体感なんて分かっていなくても何不自由なく生きていけます。
そうすると、手についてはせいぜい「指が5本あって、親指が短い」くらいのあいまいなイメージしか持っていなかったりします。
そのイメージをそのまま絵にすると、実物とはなんだか違うのっぺりした手ができあがってしまうんですね。
え?「さっき想像で描いたほうの絵もそこそこうまかったじゃん、なんで?」ですって??(誰も言ってない)
もしそう言ってくださる方がいるとすれば、その答えは私が「物のバランスをすこし覚えているから」です。
私は昔から絵を描くことに興味があって、物を見るときにもそれを絵に描くことを多少意識することがあるので、平均的な人よりはいろんな物の形やバランスなどを観察してきたと思います。
でもまだしっかりうまく描けていないのは、把握しきれていないからですね。
(身体ってとても複雑なので、色んなポーズをイメージで完璧に描けるようになりたいと思ったら骨や筋肉の付きかたなどから理解したほうがいいなと思っているのですが…まあ実物見て描けばいいかという気になってきますね。笑)
そういうわけで、なにかをうまく描きたいと思った時は、まずは「実物とイメージは結構ちがうこと」を意識して実物を観察してみると良いと思います。
観察することで自分の中のイメージもアップデートされていって、今までとはひと味違った絵が描けるようになるかもしれませんよ。
絵をうまく描きたいときに意識すること
せっかくなので、特に模写やスケッチをうまく描きたいときに、私が意識していることを挙げてみたいと思います。
イメージにとらわれない
上で描いたとおり、イメージと実物の間には差があります。
思い込みにとらわれると、実物はまっすぐな線だったとしても斜めに引いてしまったりします。
思い込みを捨てて、観察したとおりに描くことを意識しましょう。
比率やバランスに気をつける
思い込みを捨てた上で意識すべきことは、比率やバランスです。
私の場合で言えば、
「ここの長さとここの長さの比は1:2くらいだな」
「この角からまっすぐ下にいくとここにぶつかるな」
といった位置関係を、具体的に何箇所も意識するようにしています。
ちなみに私は、デフォルメした絵やキャラクターを描くときにもバランスや線のなめらかさなどに気をつけています。
ディテールを書き込むのは後
絵の全体を把握する前に一部だけ詳細に描き込んでしまって、そのあと他のところも描き足したらバランスが変になった…みたいなこと、ありませんでしょうか。
正直、私はいまだにあります。笑
絵を描く時って、「ここが特に好き!」っていう部分があったりするんですよね。そういう部分って早く描きたくなっちゃうじゃないですか。
でも、それをやってしまうと他の場所とのバランスがとりづらくなってしまいます。
細かいところを描き込むのは我慢して、まずは絵全体のバランスを決めてしまいましょう。
おわりに
この記事を読んで「絵を描きたくなってきたな〜」という方がいらっしゃったらとってもうれしいです。
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ではまた!