こんにちは、ふさにです。
日々のごはん、栄養は摂りたいけどしっかり作るのは面倒だなぁなんて思うことがよくあります。
・おなかが空いてしまったから、さっと作れるごはんにしたいなぁ
・冷蔵庫に半端に食材があるなぁ
・凝った料理をするのはちょっと面倒だなぁ
今日は日々こんなお悩みと闘う同志のために、簡単ごはんにしたい時に私がよく作る「手抜きフィデウア」をご紹介したいと思います。
この手抜きフィデウア、考案者はツジメシのツジムラさんというお方です。
tsujimeshi.exblog.jp
「手抜きフィデウア」って?
さて、手抜きフィデウアとは何なのか?(そもそもフィデウアとは?)というところですが、ツジメシさんから引用させていただきました。
スペイン料理のfideua(フィデウア、またはフィデアと日本語表記します)は、炊き込みご飯パエリアのパスタ版。
本来フィデウアは、パエリア同様にパエリア鍋を使い、具を炒めてスープを入れて煮立て、パスタを入れて炊き上げます。それに対してこの「手抜きフィデウア」は、冷たい鍋にパスタと具、水を入れ、10分ほど火にかけるだけ。
鍋一つで、作り始めて15分後には食べられる、というお手軽料理です。
私自身、パエリアのお店に入ったときに何回か、メニューの中にパエリアに紛れてフィデウアがあるのを発見したことがあります。
おそらくお店のフィデウアは手がかかっていて家で作るものとはもはや別の料理なのだと思うので、本物のフィデウアと区別する目的もあってツジメシさんのレシピは「手抜き」と付いているのだと思います。
しかし、手抜きフィデウアも美味しさに関しては「手抜き」と言わせないだけのものがあります。
私が思う、手抜きフィデウアのすごいところ
私が思うこの料理のすごいところを挙げてみました。
すぐできて美味しい
上の引用文にもあるとおり、作り方は大まかに、鍋にパスタと水、切った食材と調味料を入れて、蓋をして10分程煮るだけと作るのがとても簡単です。
パスタは毎回鍋に大量の熱湯を用意して茹でていた身としては目からウロコの発明でした。
また、野菜をたくさん入れると上の方は蒸し野菜になってくれます。
簡単なのに蒸し野菜がたくさん摂れて健康的なので、なんだか得した気分になれます。
味付けも、和風が良い日はごま油や醤油を使ったり、寒い日はしょうがを入れてみたり、トマト缶を入れてトマト味にしてみたりと簡単な工夫次第で色々楽しめますし、薄めの味付けでも野菜本来の味を美味しく味わえます。
洗い物が少ない
手抜きフィデウアの良いところ、2点目は使う調理器具が少ないことです。
切った食材を鍋にどんどん放り込んで行けばいいため、洗い物は包丁、まな板、鍋、取り皿やお箸くらい。
面倒な日は、料理だけでなく洗い物にかかる時間も短いに越したことはありません。
パスタ、タマネギ、ニンニクくらい常備してあれば作れてしまう
3点目は、食材が限定されないところです。
パスタ、タマネギなんかは常備しやすいと思いますし、ニンニクは何ならチューブで良いかと思います。
あとは私は冷蔵庫にあるお肉や野菜を適当に入れてしまいますが、何を入れてもだいたい美味しいのが驚くべきところ。
作り方
もうツジメシさんのサイトを見ていただければ良いようなものですが、以下では私が普段やっている作り方をご紹介します。
私のように適当にやっても結構美味しくできるかとは思いますが、ツジメシさんのブログにはイラスト付きで材料を入れる順番やちゃんとしたレシピなどもありますので、気になる方はぜひご参照ください。
本当に料理初心者だよという方もぜひツジメシさんをご参照ください。
ふさにはこんな食材を入れます
私がよく入れる食材をリストアップしてみるとこんな感じです。
・一番下:3等分の長さに折ったパスタ、パスタがぎりぎり浸るくらいの水
・下のほう:豚肉(※)、サバ缶
・真ん中あたり:スライスにんにく、にんにくの芽、タマネギ、ピーマン、冬瓜、ナス、ミニトマト、ねぎ、きのこ類
・上のほう:キャベツ、白菜(フタぎりぎりまで入れてもかなり小さくなります)
・調味料:塩コショウ、オリーブオイルかサラダ油、トマト缶か醤油、顆粒だしか可能ならナンプラーなどを適宜
・お好みで:加熱が終わる数分前に、和風のときは卵、トマト味のときはチーズ
・仕上げに:加熱が終わってから、オリーブオイルやごま油をひとまわし
もちろん全部一気に入れるという意味ではなく、冷蔵庫の中身や食材同士の相性も考えて、この中からいくつか組み合わせて鍋に投入します。
※印の豚肉は、量が多い場合はパスタの上に置くとうまく火が通りきらないことがあったので、量によっては鍋の底に敷いています。
あと、葉物をたくさん入れるときは水分が出るので、最初に入れる水をすこし少なめにすると良いかと思います。
トマト缶ならホールトマトよりカットされたものの方が、トマト味が行き渡りやすくて良い気がします。
サバ缶で作るときは、サバをほぐしつつ汁も全部入れますが、かなり美味しいですよ。
あとパスタはペンネでもOKです。
鍋に材料を入れたら蓋をして火にかけるだけ
上記のように材料を鍋に入れたら蓋をして10分程(パスタの茹で時間+1〜2分だそうです)加熱します。
水分が少なくなるとパチパチと音がしてくるので、私は後半は蓋をあけたり火加減を調節したり、場合によっては水を足したりしてあげて、だいたい10分くらいでうまく水分がなくなるようにしています。
多少パスタにおこげができるくらいが本物のフィデウアに近いかもしれませんが、水分が多少残っていても美味しいので最近はそこまで気にしていません。
注意点
こんな素敵な料理にも気をつけるべき点があります。
あまりきれいに盛りつけられない
鍋で作り終えて、さぁ食べようとお皿に盛るとき、この料理をきれいに盛り付けるのは至難の業です。
写真を撮るなら鍋の状態で撮るのが良いかもしれません。
ついついパスタを入れすぎてしまう
慣れてくるとパスタを測りもせず適当に握った感覚で入れてしまったりしますが、「今日はおなかが空いているから行けるだろう」とたくさん入れてしまうと炭水化物の摂り過ぎになる危険性があります。手加減するようにしましょう。
面倒な日の料理がこればっかりになってしまう
楽で美味しいので、この料理を知ってしばらくはかなりの頻度で食べていました。
和風やトマト味など、味付けを変えれば印象もガラッと変わるので悪いことではないですが、ご家族などから文句を言われないように気をつけてください。
おわりに
個人的には、手抜きフィデウアはもはや1つの完成された料理であり、「手抜き」などと言うことがはばかられるお気に入り料理です。
ツジメシさんのブログで手抜きフィデウアと書かれていたのでこの記事でも踏襲しましたが、名称は「家庭版フィデウア」とかでいかがでしょうか。
興味がある方はぜひ一度試してみてくださいね。
それでは!